成年後見制度には、大きく分けて任意後見制度と法定後見制度の二種類が存在します。
任意後見制度は、判断能力が不十分になる前に、あらかじめ判断能力が不十分になった時に支援してくれる人を選定しておく制度のことです。支援してくれる人は任意後見人と呼ばれ、その選定は自ら事前に契約することによって行うため、大きな裁量が認められます。
法定後見制度は現に判断能力が不十分である本人について、本人もしくは家族等の申し立てにより、家庭裁判所が後見人を選任する制度です。本人の判断能力の水準に合わせ、補助・保佐・後見の三段階が用意されています。法定後見制度の場合、後見人の権限は法律により定められており、また後見の開始および後見人の選定も家庭裁判所の判断によるため、任意後見制度ほどの自由度はありませんが、本人の意思がなるべく尊重されるような配慮がなされています。
弁護士 福原 剛は、千葉県を中心に「相続」、「成年後見」、「離婚」などの相談を受け付けております。「成年後見制度」に関してお困りのことがございましたら、お気軽に当事務所までお問い合わせください。
成年後見制度の種類
弁護士 福原 剛が提供する基礎知識
-
中央区の相続相談は当事...
相続に関しては様々な問題が生じます。 相続が発生した場合、まずは初めにやらなければならないこととして相...
-
相続遺産の独り占めを阻...
相続の際、誰がどの財産をどのくらい受け取るかについては、遺言の内容や遺産分割協議によって決定されます。...
-
成年後見で弁護士がお手...
成年後見制度を利用するにあたり、法定後見制度を利用するならば必ず家庭裁判所への申し立てを行わなければな...
-
遺留分とは?
遺産相続の際、被相続人が生前・死因贈与を行っていたり、遺言により多額の財産を特定人に相続させる旨を記載...
-
DV夫(妻)と離婚する方法
「夫から経済的な立場を理由に威圧的な言動を受けている。もう耐え難く離婚したいが、どうすればよいだろうか...
-
相続放棄の期限
相続放棄は、自己のために相続があったことを知った時から3ヶ月以内に行わなければなりません。 この期間...
-
離婚の種類と手続き
離婚には全部で4種類あります。 ①協議離婚 協議離婚(民法763条)とは、夫婦の協議によって婚姻関係...
-
相続放棄
相続というとプラスの財産ばかり想像しがちですが、被相続人の権利義務を一切承継するという性質上、相続によ...
-
トラブルを引き起こさな...
■遺言に関するトラブルと対策とは 相続の際には、遺言に関して様々なトラブルが想定されます。 例としては...